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透析室のご案内

水質管理

当院では、きれいな透析液を使用しています。

はじめに
 清浄化の定義は、透析療法に用いる透析用水・透析液に関して、化学物質の汚染・生物学的汚染がなく、
安全に治療を行うことができるものとし、それらを作り出す装置の設計・管理方法の構築とあります。
当院では、適切な管理方法、管理スケジュールを検討し、年間計画を立て、保守点検を行っています。

基本方針
 当院では、透析に供する透析用水について水道法及び関連学会(JSDT)の提唱される基準と指針に基づき
透析用水安全に使用するため、定期及び臨時に行う水質検査について透析用水管理計画を策定し、
その計画に基づいて水質検査を実施しています。

逆浸透水処理装置の構成
逆浸透水処理装置の構成
①10μフィルタ
水道水は、まず10μフィルタに通されます。10μフィルタは、穴が多数開いており、
砂や鉄さびなどの粗いゴミを除去します。

②軟水装置
 軟水装置は、硬水を軟水に変える装置です。硬水とは、Ca(カルシウムイオン)や
Mg(マグネシウムイオン)の多く含まれている水のことを言います。 
 原水中にCaやNaが多いと、塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの沈殿が生じ、
逆浸透装置の性能を低下させてしまう恐れがあるので、逆浸透装置の手前でCa、Mgを取り除きます。

③カーボンフィルタ(活性炭濾過装置) 
 カーボンフィルタは残留塩素、クロラミン、有機物を除去する装置です。

④RO膜
 RO膜は、溶解イオン、有機物、バクテリアなどをほぼ完全に除去します。
透析用水を作製する上で必要不可欠なものです。

⑤紫外線ランプ・ROタンク
 RO膜を通ると、ROタンクにRO水が貯留します。
紫外線ランプはROタンク内のRO水に紫外線を照射することで菌の繁殖を抑制します。

水質管理基準
①透析用水(RO水)

エンドトキシン

0.05[EU/ml]未満

細菌

100[CFU/ml]未満


②標準透析液

エンドトキシン

0.05[EU/ml]未満

細菌

100[CFU/ml]未満


③超純粋透析液

エンドトキシン

0.001[EU/ml]未満(測定感度未満)

細菌

0.1[CFU/ml]未満


④オンライン補充液

エンドトキシン

0.001[EU/ml]未満(測定感度未満)

細菌

10[CFU/ml]未満(測定感度未満)

 

 当院では水質管理を徹底しており、透析液水質確保加算1、透析液水質確保加算2の条件を満たした
基準値以下のきれいな透析液(④オンライン補充液の水質管理基準)を使用しています。
 また2016年11月からオンラインHDFを導入いたしました。

水質検査の様子
 透析液がきれいな透析液かどうかのチェックを定期的に行っています。
下の写真は透析液を採取しているところです。

水質検査の様子
採取した透析液をクオリティモニタに通し、余分な透析液を下部から吸い取ります。
クオリティモニタ

次に培養液を注入後、余分な培養液をシリンジで下部から吸い取ります。培養液
一週間温度を一定に保つ場所に保管します。

細菌があると……
このように細菌(黄色い点)がクオリティモニタ上に肉眼で確認できるようになります。
これは水道水を検査した結果です。
水道水細菌
 当院で使用している透析液は下の写真のように細菌が無いきれいな透析液を使用していますので
質の高い治療を提供できます。
透析液細菌検査

 
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